本日の出荷は392ケース
気温の低下で出荷量は減小傾向
わずか一晩で温室内を冷房から暖房に切り替えた。
今朝も14.9度まで冷え込み、加温を続ける。
もはや予測不能な異常気象状況にローズマートは機敏に対応していく。
これもまた設備が充実していればこそできる技で
出荷減を最小限に食い止めなければいけない
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コンビニのレジ袋が机の上にポツンと置いてあった。
「なんだコレは?」
家内に聞くと、友達からおすそわけでもらった・・と。
レジ袋の中身をみると、な、なんと松茸ではないか!
「お~松茸じゃ!」
しかも大きくて、ふっ、太い。見ためは立派なマツタケだ。
手にとって思わず香りを嗅ぐ
・・・な、無い・・・。香りがまったくしないのである。
「これ本物かあ??その辺の庭から生えていたキノコと違うンか」
と、思わず口から出そうになったけれど、
頂いた友達に失礼なのでやめた。
その夜、炊き込みご飯にして食卓に並び、食感だけは楽しんだが
あるべき香りがないというのは、タダで頂いたものであっても
なんか損した気分もした
最近のバラも香りがない品種が多い。
もしかしたら同じ気持ちになるのでは・・と思った。
花に顔を近づけて香りがまったくしなかったら・・。
ましてお金を払い自分で買ったバラに、香りがまったく
無ければ、やっぱり損した気分になるんだろうな、と。
バラに香りはあった方が良いに決まっている。
ところが皮肉なことに
香りがあるバラで多収性の品種はない。
少なくと私は知らない。
植物学的な因果関係があるかどうかわからないが、
香りのバラ=儲からない品種なのである。
我々は営利栽培農家で、趣味の園芸ではない。
そこに品種選びのジレンマがある。
「一重と紫に手を出すな、そして香りのバラにも手を出すな」
先駆者達の名言集は馬鹿にできない・・。