Shipment Quantity出荷数量&生産者のひとこと

  • 産業界VS農業界

本日の出荷は450ケース
「猛暑バブル」とでもいえる異常相場も落ち着き
バラの価格はいつもの数字が並び始めた。
高騰相場はもちろん嬉しいが、その分相当なプレシャーと
緊張が続いていたので、少し一服して一休みという感じだ。
これがまた長く続くようだと文句を言いだし
生産者とは我儘な人種であることは間違いない

管総理が環太平洋経済協定の検討を表明した
もし、協定締結が実現すれば農業界は壊滅的な打撃を受ける。
当然、全国農協中央会などの農業団体は断固反対の決起大会を開き
農村票を奪い返す好機とみた自民党も反対だと批判している。

「第一次産業の国内総生産の割合は1.5%。それを守るために
98.5%の大部分が犠牲になっている。今こそ国を開くべきである」
これは前原外務大臣のコメントだ。
たしかに国に手厚く守られた農業界が
産業界の足を引っ張っている事実は否めない。
国益を考えれば、いつか必ず貿易自由化はやってくる。

かつて沖縄返還の手土産に繊維自由化を決め
繊維業界を潰した日本政府に対し
「糸を売って縄を買うのか」と批判した国民も
安くて良い服が買える現在では文句を言う人などいない。

今、農業を売って日本が何を買うのかは、わからないが
「昔は日本でも牛を飼っていたり、お米を作っていたんだよ・・」
という時代がくるのかもしれない

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