本日の出荷は256ケースでした。
ざわざわと騒がしい一年も二ヶ月が過ぎました。
花業界も多分に漏れず、自分たちを取り巻く状況もゆっくりと確実に変化をしています。
それをチャンスと見る人
それを恐れる人
それに気がつかない人
きっと今のところは全部正解でその内なにかしらの答えは出るでしょう。
聞いた話を思い出せば、父たちがバラ栽培を始めた頃、幾重にも失敗を重ね、幾重にも借金を重ねてきた時代がありました。
あの頃の正解は今となっては間違いであったりもしますが、今こうして世代が変わって僕達がこの変化の中に飛び込めるのもそうした先人の時間が礎になったことは間違いありません。
父たちは生産者同士手を取り合い、助け合い、刺激し合いながら技術を磨き時代を乗り切ってきましたが、時代が変われば形も変わると言う言葉があるように、これからの僕達は少し違った手の取り合いをしていく事になってくるかもしれません。
それでも花を栽培して売って稼ぎをだすということに変わりは無く、ただ少しそのアプローチが変わっていくだけの事だと思います。
流れと並行するようにローズマートも一つの節目の年を迎えようとしています。
「いっぽん、いっぽんのバラに想いを込めて」
そのいっぽんにどう向き合うか。ありきたりな言葉ですが、僕達にとっては特別な言葉でこの生産概念に僕らの全てが込められています。
3月、需要期に入りました。
言わずもかな各種行事等あり、一年で一番花に触れる機会の多い月です。
せわしない流れは続きますが、一番身近な足元と目の前をまず大切に、春を迎えましょう。