本日の出荷は 512ケース でした。
あいかわらず曖昧な「いいバラ」とは?について。
バラの品質というのは見た目だけではわからない部分も実は大いにあると思う。もちろん「見た目」はとても重要だが、その時よければいいというものではない。産地から出荷された花がちゃんと消費者の目の前でも美しく咲いていなければならないということ。国産バラの魅力とはそこにあるんじゃないかと思う。
「日持ちの保証」というより「美しさの保証」
同じことかもしれないけど日持ちの追求ではなく美の追求でありたいというつくり手の気持ちとしての表現。
ギフト、自分用、婚礼用途。。。あらゆるシーンでとにかくバラは美しくなければならない。
いいバラとは美しいバラのこと。
では美しいとは何なのか?
美とは、価値観念、価値認識の一つである。人類において普遍的に存在する観念であり表象であるが、一方では、文化や個人の主観枠を越えて、超越的に概念措定しようとするとき、明確に規定困難であり、それ故、美には普遍的な定義はない、とも形容される。しかし、他方では、美は感性的対象把握において、超越論的に人間精神に刻印された普遍概念であるとも解釈できる面を持っており、美の定義は発散するが、美の現象・経験は世界に遍在してあるという存在事態が成立する。~哲学における美
美しいと感じるのは人それぞれであるが故にコレと定義するのは難しいようだ。その点、花は万人にも美しいと感じられる優れた美をもつ存在。。
ただの作り手の思いなどおこがましいかもしれないが、ただの素材なのかもしれないが、1本1本のバラが持つ最も「美しい」とされる表情を演出できるよう最善を尽くすことが僕らの努めであると考えている。すくすく健全に育て、健全なままの姿で出荷する。当たり前のようですが人の手が加わるというところに気持ちも加えるということ。たくさん出荷するということ以前に、その思いこそローズマートのバラに込められた最も肝心な部分である。その上で今日も美しバラを届けたいということ。
「なんでもいいよ、どれだっていっしょじゃん。。。」それではぜんぜんおもしろくもないし、魅力もない。「これがいい」と思えて、それを選べることが楽しい。服でもワインでも花でも。バラでも。
冬のバラ、いい仕上がりになってきました。
ローズマートのバラはどれを選んでも「いいバラ」です。