Shipment Quantity出荷数量&生産者のひとこと

  • JOY

本日の出荷は414ケース。

春が終わりを迎える頃、我が家の作業場には毎年燕がやってくる。
『燕が巣を作る家には幸福が訪れる』
そう言い伝えられ、僕達も彼らとの生活を楽しむ。
燕は大体5月初旬頃に飛来し、パートナーと共にせっせと巣作りに勤しむ。
やがて、卵を産み、子が産まれ、巣立ち出来る程に育つまで休むことなく餌を運ぶ。
一つの巣に大体3~5羽の雛鳥がいるのでかなりのハードワークだ。
その間は雀や蛇、時には猫などの外敵からの危険にさらされる。
我が家には2、3家族が巣を作るが、残念ながら全ての雛鳥が巣立ちの日を迎えられることは滅多にない。
毎日見ていて、それが自然界だと、割りきって考えることなどできる訳がないので、ハラハラしながら成長を見守ってきた。
そんな中、昨日ついに巣立ちの日を迎えた。
親鳥に見守られながら一羽、二羽と順調に飛び立つ(ぎこちないが)。
例年なら成長の遅い雛鳥が遅れをとるが、今年は全員無事に巣立ってくれた。
きっとこれから餌の取り方を教えてもらうのだろう。
親鳥が5月に飛来してから今までに、準備から出産、子育て、巣立ちと約40日間という短かくもギュっと詰まった時間。親から子への深い愛情を燕から再認識させられた。
必死に生きる姿から感じる事は多く、見守っていたつもりだったが、教わっていたのかもしれない。

5月初旬から今が6月中旬。
偶然か、母の日から父の日まで。
感謝も大事だが、甘え過ぎかね。
燕に見習い、そろそろ巣立たねーとなぁ!!

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