Shipment Quantity出荷数量&生産者のひとこと

  • 捨てられない

本日の出荷は449 ケースでした。

夏を迎え、暑さとともにバラの相場も厳しさを増してきました。
お隣の豊橋市でのことですが、知り合いのお花屋さんも2軒ほど、この夏にはお店を閉めて長期の休暇を取ることにしたそうです。
店舗の家賃は出るように工夫するみたいですが、こうも暑くては花も売れないので、それもある種の選択かと思います。
花屋さんで花が売れないのであれば、花の相場の厳しさもいたし方のないことなのかもしれません。
現状でも、箱代、運賃、手数料、労働力、肥料、電気代等の経費を考えれば、明らかに出荷するだけ赤字の花があります。
それは毎年繰り返されることなのですが、夏が来て儲けにならなくなったからといって、途端にその花を捨てることはできないものなのです。
様子を見ながら少しずつでも(自分を)騙しだまし出荷することになります。

東日本大震災の直後、こんな時だからこそ少しでも明るさを、ということで東京都内では無料で花が配布されたということを耳にしました。
それは、本来需要期とされる時期の中で、生産者が厳しい相場を目にしていた時でもありました。
うがった考え方ですが、無料で配布されたという花の来し方を思いました。

需要の薄いこの時期にむやみに出荷するのは考え物です。
花屋さんに押しつけることにもなります。
でも、花はなかなか捨てられないです。
何か良い解決策はありませんか?

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