Shipment Quantity出荷数量&生産者のひとこと

  • ODAの花ビジネス

本日の出荷は376ケース
出荷量は今週も少ない状態が続く。

資料によれば2010年度も輸入バラは増加したが
今までと大きく変わった注目すべき点がある。
植物検疫でパスしないものは燻蒸処理をし国内に流通するが、
その燻蒸率がここ最近で大きく下がり、輸入バラの品質が一変した。
ケニアは3年前に84%もあった燻蒸率が
昨年は11%まで下がった。
インドも71%が13%まで燻蒸率は低下した。
輸入量は微増でも、実際の流通量はかなり増えたことになる。
燻蒸済みのバラを買わされていた消費者も、品質の向上により
輸入バラの消費は上向くと考えられる。

ケニアは外貨獲得の柱として切り花の輸出を拡大してきた。
欧州向けが中心ながら、今、最も注目しているのは当然日本市場だ。
日本政府はODA(政府開発援助)でケニアを支援している。
ある論説委員が次のようにコメントした
「花ビジネスで自立できれば、日本の貢献にも花が咲くだろう」

国際社会における日本の立場からすればODAは良いことだとは思う。
しかし、我々バラ農家からすれば、なんとも納得がいかない。
ODA使途は精査してヒモをつけるべきである。

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